「沖縄県のマンション価格・賃料はどう変わった? データで見る近年の推移」不動産レポートvol.55

  • お知らせブログ記事
「沖縄県のマンション価格・賃料はどう変わった? データで見る近年の推移」不動産レポートvol.55

沖縄県のマンション価格・賃料はどう変わった? データで見る近年の推移

今月のTOPICSデータ

  • 2025年度は新築を中心に賃料が上昇
  • 長期で見ると全体的に賃料水準が上昇
  • マンション価格上昇が続く
  • マンション価格・賃料ともに上昇、今後の動きに注目

定点観測データ

  • 沖縄県中古マンション流通レポート
  • 沖縄県住宅着工戸数

今月のトピックス
「沖縄県のマンション価格・賃料はどう変わった? データで見る近年の推移」

沖縄県では、マンションの販売価格だけでなく、賃料にも上昇の動きが見られます。2025年度の平均賃料を見ると、新築・中古ともに多くのタイプで前年を上回り、特に新築物件では上昇率が大きくなっています。

今回は、沖縄県のマンション価格と賃料について、これまでの推移と直近の変化をデータから見ていきます。

2025年度は新築を中心に賃料が上昇

おきぎん経済研究所が公表した「おきぎん賃料動向ネットワーク調査」をもとに、2025年度の平均賃料を見てみましょう。なお、2024年度から調査区分が変更され、1R~1Kと1DK~1LDKが分けて集計されているため、これらのタイプについては2024年度以降の比較となります。

■沖縄県のタイプ別平均賃料の推移

沖縄県のタイプ別平均賃料の推移

(おきぎん経済研究所「おきぎん賃料動向ネットワーク調査」より作成。以下同様。)

2024年度から2025年度にかけて、中古の2K~2LDKは前年と同水準となったものの、それ以外のタイプでは平均賃料が上昇しました。

特に新築物件では上昇率が大きく、

  • 1R~1K:56,800円→60,700円
  • 1DK~1LDK:68,400円→74,800円
  • 2K~2LDK:92,200円→99,900円
  • 3K~3LDK:107,800円→117,500円

となっています。

長期で見ると全体的に賃料水準が上昇

一方、2017年度から比較できる2K~2LDK、3K~3LDKについて見ると、賃料水準は長期的に上昇しています。

■2017年=100とした時の家賃推移

2017年を100とした新築・中古マンションの家賃推移

特に新築では、2K~2LDK、3K~3LDKともに2017年度と比べて大きく上昇しています。

長期的な推移を見ることで、直近1年間だけでなく、沖縄県のマンション賃料水準そのものが上昇してきたことが分かります。

マンション価格上昇が続く

次に、マンション価格を見てみましょう。

■沖縄県のマンション価格の推移(70㎡換算)

沖縄県の新築・中古マンション価格の推移(70平方メートル換算)

(株式会社東京カンテイ「Kantei eye」より作成)

2017年から2024年までの推移を見ると、新築・中古ともに価格水準は大きく上昇しています。また、直近の2023年から2024年にかけては、新築が約3.8%、中古が約12.0%上昇しており、特に中古マンションの上昇が目立ちました。

次に、価格と賃料について、2017年を100として指数化して、上昇を比較してみましょう。なお、ここで比較しているマンション価格と賃料は、同一条件の物件を追跡したものではありません。マンション価格は70㎡換算の新築・中古価格、賃料は2K~2LDKの平均賃料(年度計)をもとに、それぞれ2017年を100として指数化したものです。

そのため、価格と賃料を厳密に比較するものではなく、沖縄県におけるマンション価格と賃料のおおまかな推移を比較するための指標としてご覧ください。

■2017年を100としたマンション価格・賃料の推移

2017年を100としたマンション価格と賃料の推移

2017年を100としてマンション価格と賃料の推移を比較すると、2024年までは新築・中古ともにマンション価格の上昇が賃料を上回っています。一方、2025年の賃料を見ると、中古の2K~2LDKは前年と同水準だったのに対し、新築は137から149へ上昇しました。

賃料は販売価格と比べて短期間では動きにくい一方、直近では新築賃料の上昇が目立っており、賃料水準にも変化が表れていることが分かります。

マンション価格・賃料ともに上昇、今後の動きに注目

全国的な傾向ですが、沖縄県では、マンション価格と賃料の双方で顕著に上昇傾向が見られています。

マンション価格は長期的に上昇しており、2024年も新築・中古ともに前年を上回りました。

一方、賃料についても、長期的には上昇傾向が続いており、特に2024年度から2025年度にかけては新築物件を中心に上昇率が大きくなっています。

価格や賃料が変化する背景には、土地価格や建築費、維持管理コスト、住宅の供給状況、需要動向など、さまざまな要因があります。

今回のデータからは、沖縄県のマンション市場において、販売価格だけでなく賃料にも変化が表れていることが確認できます。

今後も価格と賃料の両方の動きを継続的に見ることで、沖縄県の住宅市場がどのように変化していくのかを把握していくことができそうです。

定点観測データ

Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート

■沖縄県中古マンション成約状況

出典:(公財)東日本不動産流通機構

<成約件数>

沖縄県中古マンションの月別成約件数

<平均成約㎡単価>

沖縄県中古マンションの平均成約㎡単価

■沖縄県 中古マンション新規登録状況

<新規登録件数>

沖縄県中古マンションの新規登録件数

<平均新規登録㎡単価>

沖縄県中古マンションの平均新規登録㎡単価

<対新規登録成約率>

※当月成約件数÷当月新規登録件数

沖縄県中古マンションの対新規登録成約率

<成約価格と新規登録価格の差(㎡単価)>

※新規登録価格-成約価格

沖縄県中古マンションの成約価格と新規登録価格の差

■沖縄県 中古マンション在庫状況

<在庫件数>

沖縄県中古マンションの在庫件数

<平均在庫㎡単価>

沖縄県中古マンションの平均在庫㎡単価

<対前月在庫成約率>

※当月成約件数÷前月在庫件数

沖縄県中古マンションの対前月在庫成約率

<成約価格と在庫価格の差(㎡単価)>

※在庫価格-成約価格

沖縄県中古マンションの成約価格と在庫価格の差

Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数

■沖縄県貸家着工戸数

出典:国土交通省

沖縄県の貸家着工戸数の推移

※本レポートは不動産に関して参考となる情報の提供を目的としています。
本レポートはあくまでも過去の情報であり、将来の市場環境や不動産に関する投資の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
※本レポートに掲載している情報に関しては、万全を期しておりますが、その正確性を保証するものではありません。