「那覇市マンション価格と専有面積の考察」DKY不動産レポートvol.18

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「那覇市マンション価格と専有面積の考察」DKY不動産レポートvol.18


今月のTOPICSデータ
那覇市マンション価格と専有面積の考察

定点観測データ
Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート

・ 沖縄県中古マンション成約状況
・ 沖縄県 中古マンション新規登録状況
・ 沖縄県 中古マンション在庫状況

Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数

今月のトピックス

今月のトピックス
那覇市マンション価格と専有面積の考察

10年間で新築マンションは56%、中古マンションは68%価格が上昇

上記データによれば、那覇市の新築マンションは、2022年の1戸当たりの平均価格が4,770万円、平均坪単価が224.1万円で、2013年比を坪単価で見ると+56.1%となり、価格が上昇しています。

不動産経済研究所が発表した「全国新築分譲マンション市場動向2022年」によると、2022年の1戸当たりの全国平均価格は5,121 万円となっていますが、これは主に首都圏、特に東京都の8,236万円が平均を引き上げており、那覇市の平均価格4,770万円は大阪府の4,683万円を上回っており、全国的にも高い水準にあるのが分かります。

東京カンテイによると那覇市は、「那覇空港や港があり交通利便性の良さから人気は根強く、発展も著しいことから、更なる価格上昇が予想」されています。

 次に、中古マンション価格ですが、2022年平均坪単価が163.3万円でした。

2013年が97.2万円ですので、この10年間で68%も上昇したことになります。

人口増加を背景に、新築マンションと連動する形で、中古マンション価格が上昇しています。

沖縄県全体で上昇傾向。今後は更なる上昇も?

次に那覇市の新築マンション・中古マンションの専有面積について見ていきましょう。

成約された中古マンションの平均面積は、72㎡前後で推移しています。一方で、新築マンションは、母数が少ないこともあり年によって面積にバラツキがありますが、全体的には面積が縮小傾向にある様子が見られます。

 新築マンション平均専有面積の縮小傾向の背景には、地価の上昇が挙げられます。

地価が上昇し、販売価格を抑えるために居室や収納などを縮小する動きが見られています。実際に、2013年からの2つの推移を、地価公示を先行し2年遅れで相関係数を算出すると―0.60という結果となりました。

コロナ禍を経て「住みやすさ」という観点から住居の広さが重要視される傾向にあります。

地価もコロナ禍から回復傾向にあり、今後も上昇が予想されます。コストと「住みやすさ」のバランスは今後どのようになっていくのでしょう。

定点観測データ

Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート

■沖縄県中古マンション成約状況

■沖縄県 中古マンション新規登録状況

■沖縄県 中古マンション在庫状況

Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数

■沖縄県貸家着工戸数


※本レポートは不動産に関して参考となる情報の提供を目的としています。
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