”企業の持続的成長につなげる” 不動産戦略とは
大鏡CREマネジメント研究所 フォーシーズンズセミナー vol.7 が 8月29日(木)沖縄県立博物館・美術館(1F 美術館講座室)にて開催され、沖縄県内企業様(9社)に参加いただきました。
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第1部「データで読み解く 沖縄の不動産市況と企業の不動産戦略」
キーワードは「遊休不動産」と「低利用不動産」。
第1部では、経営コンサルタントで不動産エコノミストの第一人者である 吉崎誠二氏を講師に迎え、最新データを使った全国と沖縄の不動産市況解説や、全国で土地・建物を所有する法人の状況について、不動産を活用した経営安定化戦略、中小企業における不動産活用 などについて講演いただきました。
好調が続いている沖縄のマンション坪単価
地方圏の新築マンション平均坪単価推移データを見ると、特に沖縄が一番高くなっています。(坪200万弱)
つられるように、中古マンションの平均坪単価も上昇しており、商業地もあわせて しばらく好調が続くのではないかと予想されます。
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空き家数と将来人口数・単独世帯数
最近の沖縄では、古い空き家がマンションや店舗などにどんどん建て替わっていく光景を目にします。東京などの都心でも同じことが起きています。
一方で、全国の空き家数(空き家率)は年々増えており、今後も増えると予測されます。
ご存知のように、日本の将来人口数は減少傾向にありますが、世帯数 特に単独世帯数は増えています。
人口が減少すれば、住宅も減少すると考えがちですが、住宅は世帯で済むものですので、世帯が増えれば その分住宅も必要になります。
特に、単独世帯(一人暮らし)は賃貸住宅に住む傾向がありますので、賃貸住宅は今後も必要とされることが予想されます。
加えて、沖縄を含め 最近では外国人の移住も増えており、外国人の移住者も賃貸住宅に住むケースが多いですから、
今後も賃貸住宅の需要は増えていくものと思われます。
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企業と不動産のあり方の変化
毎回、当セミナーでお伝えしていることですが、誰もが知っている大企業も、実は不動産を活用して収益を上げ、経営を安定化させています。
主に、「低利用地不動産」と「遊休不動産」を活用しているケースが多く、本業に影響しない範囲の不動産を活用しています。
2000年代前半のCREブームでは、株価の低迷や負の遺産の精算期で企業の業績悪化に伴う資産の売却等が進み、不動産を「持たざる経営」がもてはやされていました。
しかし、近年の経済回復基調の中で、事業会社の不動産に対する関心が高まり、不動産を「持つ経営」に変化し、不動産を「企業の成長・発展に寄与する手段」として活用する企業が増えています。
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事業会社の不動産戦略
日本の法人総数の29.4%が、土地・建物の不動産を所有しており、そうした土地所有法人数は増えています。
また、不動産戦略を考えるときにベースとなるのが下記の情況です。
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パートナー企業選びが大切
そうした企業の不動産戦略には、やはりパートナー企業選びが重要なポイントになります。
企業の不動産戦略は、”今すぐ” でないことが多いので、普段から 長期的にパートナーシップを結んでおくことが大切です。
また、規模や時期などの制限がつきものですので、財務状況などを含めた経営的な戦略を常日頃からわかっておいてもらう必要があるからです。
また、不動産流通専業ではなく、総合的な不動産アドバイスができるかどうか、も必要です。
そしてポイントは、「個人(担当者)」ではなく「企業」で選ぶということ。
その企業が関わった事例はどうか(専門性) や、ずっと存続していける力のある企業なのかどうか(企業力)。
長期パートナーになるべく、経験値が多く、30年先も存続している企業なのかどうか、が大切です。
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第2部「パネルディスカッション」吉崎誠二氏 × 大鏡建設 入石垣佑浩
第2部は、吉崎誠二氏と大鏡CREマネジメント研究所 入石垣(大鏡建設)によるパネルディスカッション。
第1部で 企業の不動産戦略ついて学んだ後は、実際にこれまで大鏡建設が手掛けたCREマネジメント事例をご紹介しながらのディスカッションです。
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大鏡建設が手掛けた CREマネジメントの事例をいくつか ご紹介しました。
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今回も、実際の写真(CRE導入前・導入後など)を交えながら、
という 5つのポイントで入石垣より説明させていただき、吉崎誠二氏には不動産エコノミストの目線からコメントをいただきながらのディスカッションです。
参加企業の皆様からは、具体的な質問なども多く声をあげていただき、有意義なディスカッションとなりました。
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参加者の皆様に事例集プレゼント
今回は、参加いただいた方皆様に、大鏡CREがこれまで手掛けた実例をまとめた事例集をプレゼントさせていただきました。
様々な活用パターンでご紹介していますので、自社の不動産状況に合わせて、参考にしていただければと思います。
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その他 大鏡CREマネジメント研究所の概要・取り組みのご紹介
最後に、大鏡CREの取り組みについてのご案内させていただき、
どのようなフローで、どのようなデータをもとにマネジメントしていくのか、
その企業のどこを「企業価値」として見出していくのか、をご説明させていただきました。
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参加企業様からの声(アンケートより抜粋)
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参加企業様に回答いただいたアンケートでは、
「実例を基にした説明が良かった。」
「民泊の事例があればもっと参考にしたいと思います。勉強になり、ありがとうございます。」
「具体的な土地活用事例を聞けてイメージが持てた。」
「事例を多く聞けて良かったです。」
などのご感想をいただきました。ありがとうございました!
また、
参加企業様の興味関心がある事 をおたずねしたところ、
・自社不動産の有効活用について(社宅・倉庫・民泊・事務所移転・賃貸マンションなど)
・不動産を使って財務内容の改善・向上
・事業承継対策(不動産整理・株・税金対策・その他)
といった点に関心が集まっている企業様が多かったです。
皆様 お忙しい中、ご参加いただきまして誠にありがとうございました!
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次回 フォーシーズンセミナー開催について
次回の大鏡CREマネジメント研究所 フォーシーズンセミナー vol.7 は以下で予定しております。
■ 大鏡CREマネジメント研究所 フォーシーズンセミナー vol.7
日時:2019年11月下旬(予定)
場所:沖縄県立博物館・美術館(1F 美術館講座室)予定
内容等 くわしくは 大鏡CREマネジメント研究所webサイトのほか、公式facebook、公式twitter でご案内させていただきます。
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