不動産戦略で「企業価値を高める」CRE戦略とは
大鏡CREマネジメント研究所 フォーシーズンズセミナー vol.2 が 2月21日(水)沖縄産業支援センター 3F(中ホール)にて開催され、保有不動産の活用や投資など CRE(企業不動産)戦略について取り組もうとしている沖縄県内企業様(14社)にお越しいただきました。
第1部「企業が行う不動産戦略と不動産投資の極意」
第1部では、経営コンサルタントで不動産エコノミストの第一人者である 吉崎誠二氏を講師に迎え、CRE(企業不動産)戦略について 最新の不動産市況や企業の自社保有の不動産活用について講演いただきました。
はじめに、企業の不動産戦略と最近の傾向について。
誰もが知る大手大企業でも 実は多くの企業が本業以外で不動産を保有し それらを活用し収益を上げることで経営を安定化させています。かつては、企業は不動産を「持たない」=身軽な経営 という流れでしたが、今は不動産を「持つ」流れになってきており、それは東京などの大都市だけでなく、地方へと広がっており、大企業のみならず、中小企業でも 本業以外に不動産を保有し、投資などの活用をする企業が増えています。
最新の不動産市況については、 全国主要都市の地価公示推移や都道府県別 地価公示増減率(住宅地)ランキングなどのデータを解析しながら、沖縄が引き続き 地価公示増減率(住宅地)で全国1位であることや、平方メートルあたりの中古マンション成約単価も沖縄が全国的にも高値であること、中古マンションの成約価格・件数も安定して高値をキープしていることが分かりました。
こうした背景を踏まえ、CRE(企業不動産)戦略とは何か、具体的にどういったアクションが必要なのか、依頼するパートナー企業はどんな企業がよいのか、また 不動産を活用した経営安定化戦略についてもお話いただきました。
第2部「パネルディスカッション」吉崎誠二氏 × 大鏡建設 謝花喜彦
第2部は、吉崎誠二氏と大鏡CREマネジメント研究所 謝花(大鏡建設)によるパネルディスカッション。
第1部で CRE(企業不動産)について学んだ後は、実際にこれまで大鏡建設が手掛けたCREマネジメント事例をご紹介しながらのディスカッションです。
CREマネジメントとして 以下4つのアクション事例を中心にご紹介しました。
- 社有地(遊休地)の活用事例
- 低利用地の活用事例
- 新規購入での事例
- 賃貸活用の事例
今回も、実際の写真(CRE導入前・導入後など)を交えながら、
- 依頼内容
- 問題点・課題点
- 提案内容(問題点・課題点をふまえ どのような提案を行ったか)
- CREマネジメント組み立て図
- 結果、どのような効果がでたのか
という 5つのポイントで謝花より説明させていただき、吉崎誠二氏には不動産エコノミストの目線からコメントをいただきながらのディスカッションです。
大鏡建設では、これまで数多くのCREマネジメントをさせていただきましたが、改めて企業の不動産活用の方法は様々であることがわかります。
その他 大鏡CREマネジメント研究所の提案資料・レポートのご紹介
最後に、実際にCREマネジメントを導入する際の
・ヒアリングシート
・各種分析シート(現状分析、経営分析等)
などを公開し、
どのようなフローで、どのようなデータをもとにマネジメントしていくのか、
その企業のどこを「企業価値」として見出していくのか、をご説明させていただきました。
参加企業様からの声(アンケートより抜粋)
参加企業様に回答いただいたアンケートでは、
「従来の不動産投資セミナーと違い、企業戦略としての内容で大いに関心あります」
「詳しい内容説明や具体例の提示があり わかりやすかった。」
「パネルディスカッションの事例紹介が大変参考になりました。」
「沖縄県内での不動産の活用状況がわかった。」
「いろいろなデータを活用した説明で 不動産投資の有意義性がわかりやすかった。」
「情報量の多い内容をポイントをおさえて教えていただけたのでわかりやすかった。」
などのご意見をいただきました。ありがとうございました!
次回 フォーシーズンセミナー開催について
次回の大鏡CREマネジメント研究所 フォーシーズンセミナー vol.3 は以下で予定しております。
■ 大鏡CREマネジメント研究所 フォーシーズンセミナー vol.3
日時:2018年5月23日(水)14:00~ (予定)
場所:沖縄県立博物館・美術館(1F 美術館講座室)予定
内容等 くわしくは 大鏡CREマネジメント研究所webサイトのほか、公式facebook、公式twitter でご案内させていただきます。
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