「 沖縄県の新築マンション供給戸数の動向と見通し 」DKY不動産レポートvol.39

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「  沖縄県の新築マンション供給戸数の動向と見通し  」DKY不動産レポートvol.39


今月のTOPICSデータ
沖縄県の新築マンション供給戸数の動向と見通し

定点観測データ
Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート

・ 沖縄県中古マンション成約状況
・ 沖縄県中古マンション新規登録状況
・ 沖縄県中古マンション在庫状況

Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数

今月のトピックス
沖縄県の新築マンション供給戸数の動向と見通し

沖縄県の新築マンション供給戸数の動向と見通し

 那覇市や周辺地域は、地方都市の中ではマンション化率(世帯数と分譲マンションに住む方の割合)の高いエリアです。沖縄県の新築マンション供給は、那覇市中心とした那覇広域圏が中心ですが、その数はやや減少傾向にあります。

 その一方で、本島中北部や石垣島での新規供給も見られるようになってきました。

ここでは、沖縄県における新築マンション供給数の推移を見ながら、今後の動向を予想してみましょう。

沖縄県 新築マンション分譲戸数、15年間の推移

(株式会社東京カンテイ「全国新築マンション分譲戸数」より作成)

上のグラフは、2010年以降の沖縄県における新築マンションの分譲戸数の推移を示しています。

これをみれば、大型マンションが発売された13年も含めて2010年から18年までは概ね右肩上がりで供給戸数は増えています。しかし、19年以降は供給戸数は減り、コロナ禍の反動のあった22年に少し増えますが、また、減少しています。

 2010年以降、分譲マンションが多く供給される那覇広域圏では地価上昇が続いており、また各アセット競合による用地仕入れが難しくなっています(これも地価上昇につながる)。加えて22年以降は建築工事費も上昇していることなどから、新築マンション価格は大幅に上昇しているます。そのため、県内の高額所得者、県外富裕層などが需要の中心とならざるを得ないため、それに相応しい物件の供給が中心となっていることが、供給量減少の背景にあると考えられます。

 今後も、この傾向は続き、先に挙げた要因も、この先止まりそうもないため、新築マンション価格は、さらに上昇することは間違いないでしょう。

定点観測データ

Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート

■沖縄県中古マンション成約状況

出典:(公財)東日本不動産流通機構

<成約件数>

平均成約㎡単価

■沖縄県 中古マンション新規登録状況

<新規登録件数>

<平均新規登録㎡単価>

<対新規登録成約率>

※当月成約件数÷当月新規登録件数

<成約価格と新規登録価格の差(㎡単価)>

※新規登録価格ー成約価格

■沖縄県 中古マンション在庫状況

<在庫件数>

<平均在庫㎡単価>

<対前月在庫成約率>

※当月成約件数÷前月在庫件数

<成約価格と在庫価格の差(㎡単価)>

※在庫価格ー成約価格

Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数

■沖縄県貸家着工戸数

出典:国土交通省


※本レポートは不動産に関して参考となる情報の提供を目的としています。
本レポートはあくまでも過去の情報であり将来の市場環境や不動産に関する投資の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません
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