「沖縄県における 賃貸住宅着工戸数の状況」DKY不動産レポートvol.31

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「沖縄県における 賃貸住宅着工戸数の状況」DKY不動産レポートvol.31


今月のTOPICSデータ
沖縄県における 賃貸住宅着工戸数の状況

定点観測データ
Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート

・ 沖縄県中古マンション成約状況
・ 沖縄県中古マンション新規登録状況
・ 沖縄県中古マンション在庫状況

Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数

今月のトピックス
沖縄県における 賃貸住宅着工戸数の状況

沖縄県における 賃貸住宅着工戸数の状況

沖縄県は、世帯別でみれば全国で最も持ち家比率の低い県です。逆にいえば、最も賃貸住宅に住む割合が多い県です。また、過去30年を振り返っても賃貸住宅に住む比率は大きく上昇しました。

その一方で、新設住宅着工戸数の動向を見れば、とくに19年~21年は大きく減少していましたが、このところはやや増加傾向にあります。国土交通省が公表している月別の新設住宅着工戸数のうち、「貸家」=賃貸住宅の状況を見てみましょう。

沖縄県における貸家着工戸数の推移(23年1月~24年7月)

出典:国土交通省 「住宅着工戸数」

グラフは2023年1月から24年7月までの月別の、沖縄県における貸家の新設住宅着工戸数と前年同月比を示しています。

グラフをみればこの間、沖縄県では毎月300~600戸の貸家が建築されています。仮に1棟あたり10部屋だとすれば30~60棟、15棟とすれば20~40棟が建築されていることになります。また、この間は、多くの月で前年同月比がプラスとなっており、増加傾向にあることが分かります。

近年の沖縄県内の賃貸住宅の賃料は増加基調が続いていますが、その背景には賃貸住宅需要が旺盛にもかかわらず新築の賃貸住宅が少なく、そのため空室率が低下、そして賃料UPという流れになっているものと思われます。こうした観点から、今後の賃貸住宅投資は、有利に進めるものと思います。

しかし、県南部では、地価上昇に加えて、他の建築と用地競合するすることから、賃貸住宅建築用地が少なくなっており、かつ建築費の高騰もあいまって、ある程度の賃料でないと、求める利回りが取れなくなっている傾向が続くものと予想されます。

賃貸住宅建築の波は、南部主要部から、その周辺、そして中部へと移っていくことになりそうです。

定点観測データ

Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート

■沖縄県中古マンション成約状況

出典:(公財)東日本不動産流通機構

<成約件数>

平均成約㎡単価

■沖縄県 中古マンション新規登録状況

<新規登録件数>

<平均新規登録㎡単価>

<対新規登録成約率>

※当月成約件数÷当月新規登録件数

<成約価格と新規登録価格の差(㎡単価)>

※新規登録価格ー成約価格

■沖縄県 中古マンション在庫状況

<在庫件数>

<平均在庫㎡単価>

<対前月在庫成約率>

※当月成約件数÷前月在庫件数

<成約価格と在庫価格の差(㎡単価)>

※在庫価格ー成約価格

Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数

■沖縄県貸家着工戸数

出典:国土交通省


※本レポートは不動産に関して参考となる情報の提供を目的としています。
本レポートはあくまでも過去の情報であり将来の市場環境や不動産に関する投資の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません
※本レポートに掲載している情報に関しては、万全を期しておりますが、その正確性を保証するものではありません。

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