今月のTOPICSデータ
「沖縄県の「狭義の空き家率」の推移。空き家率は全国3位の低さ」
定点観測データ
Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート
・ 沖縄県中古マンション成約状況
・ 沖縄県中古マンション新規登録状況
・ 沖縄県中古マンション在庫状況
Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数
今月のトピックス
「沖縄県の「狭義の空き家率」の推移。空き家率は全国3位のお低さ」
■狭義の空き家率の推移<全国>
(「総務省「住宅・土地統計調査」より作成)
「住宅・土地統計」の速報版が公表され最新の空き家数などが公表されました。本調査による空き家は、①賃貸住宅の空き家(=空室)、②売却用住宅の空き家(=未売却物件)、③2次的住宅(別荘や仮眠所など)、④ 「賃貸・売却及び2次的住宅を除く空き家」(つまり長期不在の空き家)の4つに分類されます。
一般的な空き家のイメージである「誰も住んでおらず、使われておらず、放置されている」ものは④に該当します。以下ここでは、「狭義の空き家」と呼ぶことにします。メディアが大きく報じる空き家数や空き家率は、①~④の合計値ですが、本来の「空き家問題」と言われるのは、この「狭義の空き家」でしょう。
狭義の空き家率は、最新の調査では385万戸で5.9%、2018年調査は349万戸で5.6%、2013年調査は5.3%となっています。前回調査から37万戸増えたことになりますが、沖縄県の動向はどうでしょうか。
■狭義の空き家率の推移<沖縄県>
(「総務省「住宅・土地統計調査」より作成)
全国的にみれば、「狭義の空き家」は、ジワジワと右肩上がりに増えていることがわかります。次回調査では400万戸越えは確実、6%台半ば程度まで増える可能性も見えてきました。過疎化が進む地域で増えているようで、今後も大きな問題となるでしょう。
一方で、沖縄県では、狭義の空き家率は4.0%で、前回調査(2018年)時は4.1%でしたので、0.1ポイントの低下となりました。開発の進む沖縄県では、過去約30年間、「狭義の空き家率」は増えておらず、また「狭義の空き家率」は東京都、神奈川県に続いて低い値となっています。
本島・離島とも古い住宅も合わせての開発が進んでいることがその要因と考えられます。
定点観測データ
Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート
■沖縄県中古マンション成約状況
出典:(公財)東日本不動産流通機構
<成約件数>
<成約件数>
■沖縄県 中古マンション新規登録状況
<新規登録件数>
<平均新規登録㎡単価>
<対新規登録成約率>
※当月成約件数÷当月新規登録件数
<成約価格と新規登録価格の差(㎡単価)>
※新規登録価格ー成約価格
■沖縄県 中古マンション在庫状況
<在庫件数>
<平均在庫㎡単価>
<対前月在庫成約率>
※当月成約件数÷前月在庫件数
<成約価格と在庫価格の差(㎡単価)>
※在庫価格ー成約価格
Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数
■沖縄県貸家着工戸数
出典:国土交通省
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