今月のTOPICSデータ
「消費者物価指数で見る物価上昇と建築工事費の現状」
定点観測データ
Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート
・ 沖縄県中古マンション成約状況
・ 沖縄県中古マンション新規登録状況
・ 沖縄県中古マンション在庫状況
Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数
今月のトピックス
「消費者物価指数で見る物価上昇と建築工事費の現状」
物価動向を示す指標としては、全国と東京都区部の2つの消費者物価指数があります。このうち全国消費者物価指数は23年前半は3%台が続いていましたが、最新の23年12月分では前年同月比プラス2.3%(コア指数)となりました。また先行指標とされる東京都区部消費者物価指数は1月分が26日に公表されましたが、前年同月比プラス1.6%と22年5月以来(1年8カ月ぶり)の2%を下回る数字(季節調整済み前月比ではマイナス0.1%)となり、物価上昇の勢いはやや収まってきました。ただ、消費者物価指数の低下の背景としては、政府が価格抑制策を施しているエネルギー価格の下落が大きく寄与しているようです。加えて、輸入品の価格上昇の落ち着きも、低下に寄与しているものと思われます。
図表1)消費者物価指数(コアCPI) 全国・東京都区部(前年同月比)
次に建築工事費の状況を見てみましょう。下図は2016年4月からの建築工事費デフレーター(住宅総合:2015年の平均を100としています)の推移を示しています(ちなみに本データは国土交通省が公表している2015年基準のもので、その前までの2010年基準でも一貫して上昇していました)。
グラフをみれば、21年の1年間に大きく上昇していることが分かります。ウッドショックに加えて、輸入元国でのインフレ、輸送コストの上昇、そして建築労働費(労働者人件費)が上昇したことなどが重なったことが要因と考えられます。このところは、上昇率は落ち着きを見せていますが、「建築工事費の高止まり」は続いています。この傾向は、しばらく続くものと思われます。
図表2)建設工事費デフレーター(住宅総合)前年同月比の推移(2015年基準)____________________
定点観測データ
Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート
■沖縄県中古マンション成約状況
出典:(公財)東日本不動産流通機構
<成約件数>
<平均成約㎡単価>
■沖縄県 中古マンション新規登録状況
<新規登録件数>
<平均新規登録㎡単価>
<対新規登録成約率>
※当月成約件数÷当月新規登録件数
<成約価格と新規登録価格の差(㎡単価)>
※新規登録価格ー成約価格
■沖縄県 中古マンション在庫状況
<在庫件数>
<平均在庫㎡単価>
<対前月在庫成約率>
※当月成約件数÷前月在庫件数
<成約価格と在庫価格の差(㎡単価)>
※在庫価格ー成約価格
Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数
■沖縄県貸家着工戸数
出典:国土交通省
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