「相続の発生率が上昇傾向に。沖縄県の相続事情について」DKY不動産レポートvol.23

  • お知らせブログ記事
「相続の発生率が上昇傾向に。沖縄県の相続事情について」DKY不動産レポートvol.23


今月のTOPICSデータ
相続の発生率が上昇傾向に。沖縄県の相続事情について

定点観測データ
Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート

・ 沖縄県中古マンション成約状況
・ 沖縄県中古マンション新規登録状況
・ 沖縄県中古マンション在庫状況

Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数

今月のトピックス
相続の発生率が上昇傾向に。沖縄県の相続事情について

■一人あたりの相続税額は全国平均より高い沖縄県

図表1)令和4年沖縄県の相続税申告事績

(沖縄国税事務所「令和4年相続税申告事績の概要」より作成。以下同様。)

沖縄国税事務所より令和4年の相続税の申告事績が発表されました。これによると、令和4年に亡くなった方のうち(令和4年分は令和5年 10 ⽉ 31 ⽇までに提出された申告書のデータに基づく)相続税を申告したのは1,164名で、その割合は7.7%でした。全国平均は9.6%でしたので、それよりも低い水準ではありますが、一人あたりの相続税額は、全国平均の1,855万円よりも高い、2,136万円でした。沖縄県は、相続税が発生する割合こそ比較的少ないですが、発生した相続の金額が高いという特徴があります。

課税対象被相続人増加の背景とは?

図表2)課税対象被相続人数と課税割合の推移(沖縄県)

平成27年に基礎控除額が引き下げられたため、相続税の対象となる被相続人が増加しました。その後も、沖縄県では、増加傾向にあり、課税対象被相続人は前年よりも10.8%増加しています。それにともない、課税割合も年々上昇しています。平成25年が3.3%だったのが、令和4年は7.7%と2倍以上になっています。

図表3)相続財産の金額の推移(沖縄県)____________________

最後に、相続財産の内訳を見ていきましょう。全国的には、「現金・預貯金」の割合が最も高いのですが、沖縄県は「土地」が占める割合が最も高く、令和4年は64.1%でした。沖縄県は近年地価が上昇していることが背景にあげられます。また、土地は活用方法によっては節税効果がありますが、それらがなされずにそのまま相続されている可能性もあります。
ご自身が関わらず相続について今一度向き合ってみてはいかがでしょうか?

定点観測データ

Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート

■沖縄県中古マンション成約状況

出典:(公財)東日本不動産流通機構

<成約件数>

<平均成約㎡単価>

■沖縄県 中古マンション新規登録状況

<新規登録件数>

<平均新規登録㎡単価>

<対新規登録成約率>

※当月成約件数÷当月新規登録件数

<成約価格と新規登録価格の差(㎡単価)>

※新規登録価格ー成約価格

■沖縄県 中古マンション在庫状況

<在庫件数>

<平均在庫㎡単価>

<対前月在庫成約率>

※当月成約件数÷前月在庫件数

<成約価格と在庫価格の差(㎡単価)>

※在庫価格ー成約価格

Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数

■沖縄県貸家着工戸数

出典:国土交通省


※本レポートは不動産に関して参考となる情報の提供を目的としています。
本レポートはあくまでも過去の情報であり将来の市場環境や不動産に関する投資の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません
※本レポートに掲載している情報に関しては、万全を期しておりますが、その正確性を保証するものではありません。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。