今月のTOPICSデータ
「事業所数が増える那覇市」
定点観測データ
Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート
・ 沖縄県中古マンション成約状況
・ 沖縄県中古マンション新規登録状況
・ 沖縄県中古マンション在庫状況
Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数
今月のトピックス
「事業所数が増える那覇市」
■事業所の数は賃貸需要を占う?
図表1)他の都道府県に本社を置く支社の数
(総務省統計局「令和3年経済センサス‐活動調査」より作成。)
左の表は、県庁所在地もしくは人口が30万人以上の都市における、本社、支社の数で、他の都道府県に本社を置く支社の数で降順に並べたものです。本社、支社に限らず、事業所の数が多いということは、そこには「人」が集まるということです。また、他の都道府県に本社を置く支社が多いと言うことは、転勤や単身赴任者等が多くなる可能性が高いと思われ、それらの方々は、賃貸住宅に住む可能性が高いと言えます。こう考えれば、これらのデータは賃貸住宅を考える上でも重要な指標と言えます。コロナ禍を経て、テレワークがある程度浸透しましたが、それでも、「オフィス=人が集まる場所」という概念は大きく変わりません。この中で、沖縄県は、他の都道府県に本社を置く支社の数としては、50位にランクインしていますが、数自体はそれほど多いとは言えません。注目すべきは、その増加数です。
■本社数・支社数ともに増加率が全国トップレベルの那覇市
図表2)本社・支社数の推移(那覇市)
図表3)本社・支社数の増減率(2012年→2021年)
図表2、図表3は、平成24年調査、平成28年調査、令和3年調査の那覇市の推移をまとめた結果です。那覇市では、2012年からの9年間で本社数は約2倍、他の都道府県に本社を置く支社数も1.6倍に増えました。全国的にも増加数はトップクラスとなっています。企業数が増える、事業所数が増えるということは、沖縄経済の活性化につながるだけでなく、住宅需要に大きく影響を与える可能性もあります。今後も事業所数のデータには注目と思われます。
定点観測データ
Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート
■沖縄県中古マンション成約状況
出典:(公財)東日本不動産流通機構
<成約件数>
<平均成約㎡単価>
■沖縄県 中古マンション新規登録状況
<新規登録件数>
<平均新規登録㎡単価>
<対新規登録成約率>
※当月成約件数÷当月新規登録件数
<成約価格と新規登録価格の差(㎡単価)>
※新規登録価格ー成約価格
■沖縄県 中古マンション在庫状況
<在庫件数>
<平均在庫㎡単価>
<対前月在庫成約率>
※当月成約件数÷前月在庫件数
<成約価格と在庫価格の差(㎡単価)>
※在庫価格ー成約価格
Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数
■沖縄県貸家着工戸数
出典:国土交通省
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