今月のTOPICSデータ
「沖縄県の賃料の考察」
定点観測データ
Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート
・ 沖縄県中古マンション成約状況
・ 沖縄県中古マンション新規登録状況
・ 沖縄県中古マンション在庫状況
Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数
今月のトピックス
「沖縄県の賃料の考察」
■2K 以上で大きく賃料の上昇
上のグラフは、おきぎん経済研究所が、沖縄県内の賃貸物件を取扱 う 不動産会社14社17店舗(参考:管理戸数合計43,349戸)に対し、各地域における部屋タイプ別の賃料水準などについてヒアリングを行った結果をまとめたものです。
新築と中古で分けてみると、2021年度は新築物件は若干下落、中古物件は微増していますが、全体的に見ると、新築物件の賃料水準は過去5年で大きく上昇しており、中古は緩やかに上昇している状況です。
おきぎん経済研究所では「人手不足や資材価格の高騰などにより建築費用が上昇したことなどから、近年は新築物件の賃料設定が高く設定されている傾向」にあるとしていますが、加えて、新築物件供給数が少なく、需給のバランスがやや崩れ、供給少なく価格上昇が起こっているものと思われます。
■築10年以内物件は新築並の稼働率・賃料
左のグラフは、築年数別に、平均稼働率(棒グラフ)と、新築の賃料を100%とした時の築年別の平均賃料推移(折れ線グラフ)をみたものです。
築10年までは平均稼働率が97%とかなり高い水準をキープしていると言えます。築11年を超えると、少し空室率も増えてきます。そして、21年を超えると更に、空室率が増えるというように3段階になっているのが分かります。
賃料も同じような変化を辿っていきます。築10年以内の物件は、新築並みの水準となっていますが、経過年数に よって低下傾向がみられ 、 築16年目以降は90%を下回っています。賃料低下のリスクは、築年数に限らず、入居者の入れ替えのタイミングで高くなると言えます。入居者の満足度が高ければ、物理的な要因(家族構成の変化、転勤など)以外での退去は逃れることが出来ます。入居者満足度の高い賃貸住宅運営・管理が求められます。
定点観測データ
Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート
■沖縄県中古マンション成約状況
出典:(公財)東日本不動産流通機構
<成約件数>
<成約件数>
■沖縄県 中古マンション新規登録状況
<新規登録件数>
<平均新規登録㎡単価>
<対新規登録成約率>
※当月成約件数÷当月新規登録件数
<成約価格と新規登録価格の差(㎡単価)>
※新規登録価格ー成約価格
■沖縄県 中古マンション在庫状況
<在庫件数>
<平均在庫㎡単価>
<対前月在庫成約率>
※当月成約件数÷前月在庫件数
<成約価格と在庫価格の差(㎡単価)>
※在庫価格ー成約価格
Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数
■沖縄県貸家着工戸数
出典:国土交通省
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