今月のTOPICSデータ
「物価上昇、那覇市の家賃はどうなる?」
定点観測データ
Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート
・ 沖縄県中古マンション成約状況
・ 沖縄県 中古マンション新規登録状況
・ 沖縄県 中古マンション在庫状況
Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数
今月のトピックス
「物価上昇、那覇市の家賃はどうなる?」」
■止まらぬ物価上昇
物価の上昇が止まりません。
9月の那覇市における全国消費者物価指数が(生鮮食品を除く総合)、年同月比3.0%上昇しました。
図表1は、那覇市の消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)の推移と前年同月比の長期推移を表しています。
消費税が導入されたそれぞれのタイミングで物価が上昇しているのが分かります。
また、2008年には、小麦、大豆などの穀物価格を中心に輸入食品価格が高騰し、これが石油製品と並んで大きく物価を押し上げていました。
これまでも物価の上昇は過去ありましたが、今はかなりの上昇となっています。
■家賃と物価との関係性
物価と家賃の推移をそれぞれ見ると、家賃は物価程大きく変動していないように見えます。
家賃は、価格硬直性があり、景気変動による価格の変動が小さいと言われています。
今住んでいる賃貸住宅の家賃が急に値上がりしたり、値下げをしたりということは、あまり考えられません。一般的に家賃は、長期に渡って安定していると言えます。
この家賃の前年同月比を、東京23区、全国と比較したのが図表3です。
緑色の全国の推移を比較すると、那覇市や東京23区のブレが大きいのが分かります。
ブレの大きさを表す、標準偏差を比較すると那覇市は0.54、東京23区で0.55に対して、全国は0.25でした。
それぞれの消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)と相関係数を算出すると、東京23区は0.50と、ある程度の相関関係が見られました。
那覇市は東京23区程ではありませんが、0.35でした。
一方、全国は、-0.14と相関関係がほとんど見られません。
先ほど述べたように、価格硬直性が高い家賃ですが、那覇市は全国に比べると、多少物価の影響を受ける傾向がデータから見られました。
定点観測データ
Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート
■沖縄県中古マンション成約状況
■沖縄県 中古マンション新規登録状況
■沖縄県 中古マンション在庫状況
Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数
■沖縄県貸家着工戸数
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