今月のTOPICSデータ
「在宅勤務需要で注目を集める「戸建賃貸」。沖縄県では?」
定点観測データ
Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート
・ 沖縄県中古マンション成約状況
・ 沖縄県 中古マンション新規登録状況
・ 沖縄県 中古マンション在庫状況
Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数
今月のトピックス
「沖縄県中古マンション市場の今」
■沖縄県の戸建賃貸事情
戸建賃貸は、マンション・アパートに比べて、経年劣化が進みやすく、また、管理に手間がかかることから、一般的にマンションに比べて需要が少ないです。
しかし、今、各社が戸建賃貸開発を強化するようになってきました。
テレワークが浸透する中で、最寄り駅に近いマンションを選ぶ動機がやや薄れ、駅から遠くても執務環境を整えやすい間取りの広い戸建を選ぶ人が増えています。
また、マンション価格、家賃が高騰していることも影響しています。そんな注目を集めている戸建賃貸ですが、実際どれくらい存在するのでしょうか?
図表1)貸家の建て方内訳
図表1の通り、戸建賃貸の割合は全国平均で7.6%、沖縄県に関しては5.3%と非常に少ないのが現状で、賃貸のほとんどが共同住宅、つまり、マンションやアパートが占めています。
次に沖縄県内の戸建賃貸の建築年別の割合を見てみましょう。
図表3)建築の時期別 戸建賃貸の割合
旧々耐震、旧耐震の割合は、約43%を占めています。築30年超の物件を入れると、約58%と半数以上を占めます。沖縄県の戸建賃貸は築古が多いのが現状となっているようです。
■県内で年に100戸前後しか着工されない戸建賃貸
図表3)戸建賃貸の着工戸数推移
沖縄県の戸建賃貸着工戸数は、2012年~2014年は200戸超でしたが、その後2015年から暫く100戸前後で推移していました。
その後、2019年、20年と増加傾向にありましたが、2021年にはまた減少しています。
先述の通り、コロナ禍を受けて戸建て賃貸へのニーズは増えつつありますが、沖縄県では、築古の物件が多く、また、県内で100戸前後しか毎年建築されていないのが現状となっています。
やはり、沖縄での賃貸住宅はRC造が中心のようです。
定点観測データ
Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート
■沖縄県中古マンション成約状況
■沖縄県 中古マンション新規登録状況
Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数
※本レポートは不動産に関して参考となる情報の提供を目的としています。
本レポートはあくまでも過去の情報であり将来の市場環境や不動産に関する投資の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません
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