目次
今月のTOPICSデータ
那覇市の消費支出は20年間でどのように変化したか
定点観測データ
Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート
・ 沖縄県中古マンション成約状況
・ 沖縄県 中古マンション新規登録状況
・ 沖縄県 中古マンション在庫状況
Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数
今月のトピックス:那覇市の消費支出は20年間でどのように変化したか
最近、話題になっている「FIRE」。
これは、Financial Independence, Retire Early movement の頭文字をとったもので、「経済的に自立」することによって「早期退職」の実現を目標とし、退職後は資産運用などで生計を立てていくライフプランのことを言います。
FIREの仕組みはざっくりとは、
「年間支出の25倍の資産を年4%で運用が出来れば、早期退職しても運用益で生活が可能」
というものです。
そこで、年間支出とは具体的にはどれくらいなのでしょうか?
目安として、総務省「家計調査」の結果で見ていきましょう。
■全国平均との差がある那覇市の消費支出
図表1)二人以上世帯の消費支出の推移
二人以上世帯の2021年の平均は、
全国で27万9,024円
那覇市で22万8,284円でした。
那覇市の平均消費支出からFIREで必要となる資金を計算すると、約6,600万円となります。
また、グラフを見ると、那覇市の消費支出は、全国平均に比べて低い水準となっています。
2021年の県庁所在地ごとの消費支出を比べると、
東京23区の32万2,785円が最も高く、
那覇市は、22万5,703円の和歌山県に次ぐ低さでした。
■20年間で変化した支出は?
図表2)消費支出の内訳(2021年・那覇市・全国)
次に、消費支出の内訳を見てみましょう。
消費支出の中で最も多くを占めているのが、食料で29.3%でした。
これはいわゆる「エンゲル係数」で、家計の消費支出に占める食費の割合のことを言います。
全国平均よりも高いのが分かります。
図表3)用途別 増減額比較(2021年・2000年・那覇市)
定点観測データ
Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート
■沖縄県中古マンション成約状況
■沖縄県 中古マンション新規登録状況
■沖縄県 中古マンション在庫状況
Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数
■沖縄県貸家着工戸数