「どうなる?2023年の沖縄不動産市況」DKY不動産レポートvol.14

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「どうなる?2023年の沖縄不動産市況」DKY不動産レポートvol.14

今月のTOPICSデータ
どうなる?2023年の沖縄不動産市況

定点観測データ
Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート

・ 沖縄県中古マンション成約状況
・ 沖縄県 中古マンション新規登録状況
・ 沖縄県 中古マンション在庫状況

Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数

今月のトピックス
どうなる?2023年の沖縄不動産市況

沖縄県中古マンションのトレンドは?

沖縄県の中古マンション成約状況をもとに、2023年の不動産市況を占ってみましょう。

沖縄県の2018年4月から2022年12月までの中古マンション成約件数の月平均は26.2件で、母数としては少なく、1カ月ごとの推移ではトレンドが見えにくい状況です。

そのため、ここでは、12カ月移動平均のデータを活用して、傾向を読み解いていきたいと思います。

12カ月移動平均とは、データの季節変動や誤差変動を平滑化するため、その月の数値とそれ以前の11カ月間の数値を平均して算出したデータです。

上図をみれば、沖縄県の中古マンション成約件数は、コロナ禍でも実は大きく減少することはありませんでした。

しかし、2020年秋頃から、減少傾向にあります。
一方で、成約㎡単価は2020年の夏ころから上昇しているのが分かります。

成約価格上昇の背景には新規供給が減少

次に新規登録の状況について見ていきましょう。

新規登録件数2020年後半から減少し、新規登録価格は2021年春頃から上昇しています。
他のモノと同じように、需給バランスで価格が決まります。

基本的には、買いたい人(=需要)が、売りたい人(=供給)より多いと価格は上がり、その逆、需要より供給が多いと価格は下がります。

実際に、新規登録件数が減少した少し後から、成約㎡単価が上昇傾向に入っています。
このまま新規供給量が減ると、更に価格が上昇する可能性もあります。

一方で、成約件数が伸びていない状況は、在庫件数は増加にもつながっています。

在庫量が増えれば、価格を下げざるを得ない状況も考えられます。在庫件数を含めた需給バランスが崩れてしまうと、価格が下落する可能性も十分にあるので、注意が必要です。

定点観測データ

Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート

■沖縄県中古マンション成約状況

■沖縄県 中古マンション新規登録状況

■沖縄県 中古マンション在庫状況

Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数

■沖縄県貸家着工戸数


※本レポートは不動産に関して参考となる情報の提供を目的としています。
本レポートはあくまでも過去の情報であり将来の市場環境や不動産に関する投資の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません
※本レポートに掲載している情報に関しては、万全を期しておりますが、その正確性を保証するものではありません。

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