今月のTOPICSデータ
「どうなる?2023年の沖縄不動産市況」
定点観測データ
Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート
・ 沖縄県中古マンション成約状況
・ 沖縄県 中古マンション新規登録状況
・ 沖縄県 中古マンション在庫状況
Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数
今月のトピックス
「どうなる?2023年の沖縄不動産市況」
■沖縄県中古マンションのトレンドは?
沖縄県の中古マンション成約状況をもとに、2023年の不動産市況を占ってみましょう。
沖縄県の2018年4月から2022年12月までの中古マンション成約件数の月平均は26.2件で、母数としては少なく、1カ月ごとの推移ではトレンドが見えにくい状況です。
そのため、ここでは、12カ月移動平均のデータを活用して、傾向を読み解いていきたいと思います。
12カ月移動平均とは、データの季節変動や誤差変動を平滑化するため、その月の数値とそれ以前の11カ月間の数値を平均して算出したデータです。
上図をみれば、沖縄県の中古マンション成約件数は、コロナ禍でも実は大きく減少することはありませんでした。
しかし、2020年秋頃から、減少傾向にあります。
一方で、成約㎡単価は2020年の夏ころから上昇しているのが分かります。
■成約価格上昇の背景には新規供給が減少
次に新規登録の状況について見ていきましょう。
新規登録件数2020年後半から減少し、新規登録価格は2021年春頃から上昇しています。
他のモノと同じように、需給バランスで価格が決まります。
基本的には、買いたい人(=需要)が、売りたい人(=供給)より多いと価格は上がり、その逆、需要より供給が多いと価格は下がります。
実際に、新規登録件数が減少した少し後から、成約㎡単価が上昇傾向に入っています。
このまま新規供給量が減ると、更に価格が上昇する可能性もあります。
一方で、成約件数が伸びていない状況は、在庫件数は増加にもつながっています。
在庫量が増えれば、価格を下げざるを得ない状況も考えられます。在庫件数を含めた需給バランスが崩れてしまうと、価格が下落する可能性も十分にあるので、注意が必要です。
定点観測データ
Ⅰ 沖縄中古マンション流通レポート
■沖縄県中古マンション成約状況
■沖縄県 中古マンション新規登録状況
■沖縄県 中古マンション在庫状況
Ⅱ 沖縄県住宅着工戸数
■沖縄県貸家着工戸数
※本レポートは不動産に関して参考となる情報の提供を目的としています。
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