大鏡建設が提供する、CRE戦略の概要と全体図です。
「不動産」「建築」「経営・財務」の3つの専門領域を組み合わせた弊社のCRE戦略と、CRE戦略策定の流れについてご説明します。
私たち大鏡CREは、企業、金融機関、行政機関、不動産の課題を解決するためのプラットフォームです。
創業45年以上の実績と経験から培ったノウハウをもとに、独自の組み立て(大鏡ワンストップソリューション)で企業の不動産を活性化し収益性の高い経営資源へ導きます。
CREとは企業不動産(Corporate Real Estate)のことであり、企業不動産を活用して企業の価値を高めていく一連の戦略を、CRE戦略と呼びます。
一般的に不動産の相談を受ける企業では、1つの得意領域だけを扱います。
しかし大鏡のCRE戦略では、「不動産」「建築」「経営・財務」の3つの専門領域を組み合わせているため、複数の選択肢から最適な戦略を選び、提案することができます。
なぜ、「不動産」「建築」「経営・財務」の3つの専門領域が必要なのでしょうか。
それは、企業の不動産戦略を考える流れの中では、この3つの専門領域が密接に関わっているためです。
CRE戦略を考える流れは以下の図のようになっており、3つの専門知識がなければ、最適な戦略を提供することはできません。
事業・設備投資
戦略
ファイナンス
資金調達
不動産
設計・コスト
検討
建築
マネジメント
運用
不動産 | 不動産 | ||||
建設 | |||||
経営・財務 | 経営・財務 | 経営・財務 |
#01
事業・設備投資
戦略
ファイナンス
資金調達
不動産
設計・コスト
検討
建築
マネジメント
運用
企業の経営戦略についてヒアリングをさせていただき、キャッシュフローを適正化するための分析を行います。
経営戦略との整合性を図りながら、不動産を購入するべきなのか、賃借するべきなのかといったプランを協議・決定していきます。
プランが複雑になる場合は、キャッシュフローを予測して示した予測財務諸表を作成、分析した上で、最適なプランを決定していきます。
#02
事業・設備投資
戦略
ファイナンス
資金調達
不動産
設計・コスト
検討
建築
マネジメント
運用
事業全体の概算コストを算出し、キャッシュフロー分析で算出した予測をもとに、事業収支のバランスを取るための資金調達をサポートします。
資金調達額の算出だけでなく、金融機関の調整も行い、資金調達が円滑に進むようにサポート致します。
#03
事業・設備投資
戦略
ファイナンス
資金調達
不動産
設計・コスト
検討
建築
マネジメント
運用
不動産を運用して最大限の利益を得るためのコンサルティングと、不動産の取得の検討から契約といった一連の業務をサポートします。
収益性や事業性の観点から、保有か賃借か、立地はどこにするべきか、法的な規制や周辺の賃料の相場はどのくらいなのか、といった綿密な調査のもと、一連の不動産の業務について、サポート致します。
#04
事業・設備投資
戦略
ファイナンス
資金調達
不動産
設計・コスト
検討
建築
マネジメント
運用
キャッシュフロー分析の段階から設計士が関わり、概算コストを正確に押さえた上で、コストに合わせた設計を行います。
事業規模や行政の規制といった諸条件を調整し、最終的なボリュームプランを決定していきます。
#05
事業・設備投資
戦略
ファイナンス
資金調達
不動産
設計・コスト
検討
建築
マネジメント
運用
設計との一貫体制で、建築の施工を行います。
設計と施工が一貫体制になっていることで、ボリュームプランや建築スケジュールが常に共有され、予算超過や遅延ロスが起きないようしていきます。
#06
事業・設備投資
戦略
ファイナンス
資金調達
不動産
設計・コスト
検討
建築
マネジメント
運用
建物完成後に必要となる登記などの法的手続きのサポートや、入居斡旋のサポートなどを行います。
また建物管理も一括で行い、経年後の修繕対応や、それに伴う資金計画もお手伝いしております。
建物完成後からもお客様の事業価値向上のため、徹底的にサポートしております。
ここまで弊社は、「3つの専門領域を組み合わせている」ということを、重ねて強調して参りました。
しかし、お客様によっては、「そんなに、3つの専門領域を組み合わせることが大事なのか?」と疑問に思われたかもしれません。
企業不動産の問題であれば、「不動産」だけで十分ではないかと考えることも、極めて自然なことです。
しかし、企業の不動産戦略を考えるときには、「経営・財務戦略の一環」として、広く捉えなくてはなりません。
単なる不動産の有効活用として狭く捉えてしまうと、一過性の短期的な利益にしかなりません。
経営・財務としっかりと繋がった不動産戦略は、経営を続ける限り企業に利益をもたらす、付加価値の高い資産になります。
弊社は経営・財務のプロフェッショナルとして、お客様の不動産を優良経営資産にするための戦略をご提供しています。
また、広く経営・財務の視点に立ったとき、「建築か、賃借か、活用か・・・」などと言ったように、多くの選択肢を持った上で、最適な不動産戦略を選び抜くことが求められます。
経営だけでも、不動産だけでも、持てる選択肢は少ない。
「不動産」「建築」「経営・財務」すべての選択肢を持つことができてはじめて、最適な不動産戦略を生み出すことができるのです。
だからこそ、弊社は3つの専門領域すべてに精通し、最適な不動産戦略を提供することに、強くこだわり続けています。
CREマネジメントを行うことで、いくつかの効果を期待できます。
遊休地を活用した賃貸事業を行うことで不動産の利用価値を上げ、将来生み出すキャッシュフローを増加させます。
あるいは、新たな施設を建築して新たな事業をつくり、本業外の収入源を作ることにより、キャッシュフローや利益が向上します。
広すぎる又は狭すぎるスペース、拠点間の無駄など、企業において不動産に関するコストは多方面にわたります。
加えて、老朽化した設備維持費の増大(修繕費、改修費など)、賃料、物流コストなど総合的に見直しを図ることで、大きなコストダウンにつなげることが出来ます。
経営リスクで象徴的な物は、バブル経済による市況のリスクやコロナに代表させられるパンデミック等です。
CRE戦略はこのようなリスクを分散化し、軽減する狙いもあります。
その為には、収益を生み出さない低利用地や遊休地などの資産のオフバランス化(売却)することも一つの方法です。
企業が緊急時にも可能な限り事業を止めず維持し、早期の復旧・再稼働に務め顧客や取引先からの信用を向上させ企業価値を高めるための準備を行うことです。
BCPを策定・運用することで、平常時にも大きなメリットを得ることができます。
優先すべき事業を絞り込み、資源を洗い出す過程は、見方を変えれば経営戦略を練ることです。
事業の継続とともに、中長期的な経営戦略の立案に役立てることができます。